炭酸水は骨を溶かさない!誤解されていたこと

炭酸水は骨を溶かさない!誤解されていたこと


「炭酸水を飲むと骨が溶けるよ!」「歯も溶けちゃうんだよ!」なんて、こどもの頃に親から脅されたことがある方もおられるのではないでしょうか。”炭酸水=身体に悪い飲み物”という認識を拭えない方もおられるかもしれませんが、一方で炭酸水が大好きな方もおられますよね。炭酸水は本当に骨を溶かしてしまうのか、その真実を解明していきたいと思います。

炭酸水は骨を溶かしません

炭酸水といっても、有名な商品がたくさんありますよね。コーラ、サイダー、ラムネなど様々なものがありますが、炭酸水自体には骨を溶かしたり歯を溶かしたりする作用はありません。
アメリカ臨床栄養学誌に掲載されている情報としては、以下のようなものがあります。
炭酸水を含む炭酸飲料の中で、コーラ飲料のみ、高齢の女性の低骨塩密度に関係している”とされています。もともと、「炭酸水が骨や歯を溶かす」という話は、炭酸ガスによって骨からカルシウムが溶け出してしまうことで骨粗鬆症になりやすくなる、という話が元になっています。ですが、その証拠となるものはどこにもなく、アメリカ臨床栄養学誌でも”コーラ飲料のみ”とされています。
炭酸水自体にそのような作用があるのではなく、コーラ飲料に含まれているカフェインやリン酸が関係していると研究発表されています。

リン酸がどうしていけないの?

コカ・コーラには酸味料としてリン酸が使用されています。リンは体内のカルシウムと結合することによって、リン酸カルシウムへと変化します。
そうすると身体に吸収されることなく排出されてしまうのです。そのことから、カルシウムの吸収を妨害して骨粗鬆症になりやすくなる、骨を溶かすというように言われていたのですね。
炭酸水自体が骨を溶かすわけではないということです。

コカ・コーラの回答は?

実際に、コーラ飲料のみ、高齢の女性の低骨塩密度に関係していると言われたコカ・コーラですが、よくある質問の中にそのことについての回答がありました。コーラを飲むと骨や歯が溶けるというのは本当なのかという質問に対して、以下のような回答がありました。「コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そしてカルシウムなどは酸に溶ける性質をもっているため、清涼飲料や果汁などの酸が含まれる液体に歯や魚の骨をつけておくと、カルシウムは溶けます。ですが、飲み物なので人間の骨に直接触れることも無ければ、歯にくっついていることもありませんので、ご安心ください」
少し簡単にまとめてみましたが、このような内容の回答となっていました。骨に直接触れるわけではないので安心していいそうです。

おわりに

炭酸水で骨が溶けるというのは、ただの都市伝説であるということがお分かりいただけたかと思います。
コーラに関しては研究結果が出ていますが、それでもコカ・コーラを常識の範囲で飲む場合には特に健康の問題はないと言えます。

炭酸水は正しく飲むことで、様々な健康効果をもたらしてくれる頼れる飲み物ですので、飲みすぎないように、また食事と一緒に摂る場合には無糖のものを選ぶようにしましょう。

参考サイト

人間の体に関する都市伝説5つ 「炭酸飲料を飲むと歯が溶ける」 – ライブドアニュース